エアコンをかけていても車の内窓が曇ってくるあなた。市販のウインドウクリーナーの売り文句に「拭き筋が残らない」と書かれているのに残ってしまうあなた。ウォッシャー液を使うとワイパーが止まる当たりに跡が残ってしまうあなた。この記事を読めば改善できるかも?
オススメできるもの
精製水(超オススメ)
普段から小まめに掃除していて、ちょっと曇りやすくなったかな程度の汚れや、他のクリーナー等で掃除した跡が残って気になる場合は精製水がオススメ。ドラッグストアでも手に入り500mLで150円程度と安価です。
無水エタノールと精製水を買いましたが、試した結果、今は精製水しか使っていません。
私が使っているのはこちら(大洋製薬の化粧用精製水)。2本セットで買いましたが、車の内窓程度では1本目が使い切れません・・・。
そもそも水なので手についても多少こぼしても安全。拭き筋の原因となるミネラル分やカルキが除去されているため、跡が残らないスッキリとした仕上がりになります。
精製水で汚れを拭き取るのではなく、精製水に汚れを吸着させて、乾き切る前に回収するイメージです。
施工方法
施工方法は簡単。ただし、乾く前に拭き取る必要があるためスピード勝負になります。一気に全面ではなく窓の大きさに応じて2〜3分割すると良いと思います。夏は乾くのが早いため、早朝や夕方など涼しい時間帯が作業しやすいです。
- ショップタオルに精製水をたっぷり出す
- 窓に精製水をのせる
- 乾く前に使い捨てマイクロファイバークロスで回収する
ショップタオルに絞れるぐらいヒタヒタに精製水を出します。ボタボタこぼれる寸前ぐらいまで。
それを窓に塗り伸ばすイメージで内窓にのせていきます。拭き取るのではなく、のせていくイメージです。弾くと思いますがまんべんなく塗っていきます。
ある程度の範囲に塗り終え、乾き始めると汚れを吸収した精製水が白く見えはじめます。
そこですかさずきれいなマイクロファイバークロスで拭き上げます。拭くというより、塗った精製水を回収するイメージです。力はいりません。やさしく大きく拭きます。
拭きはじめてしばらくは拭き筋が広がって「おいおいこれ大丈夫か?」という見た目になりますが、根気よく拭いているとシャリシャリした手応えが消え、スッと拭き筋が見えなくなる瞬間が訪れます。
手順は以上です。難しいことはありませんが拭き取りが遅れて完全に乾いてしまった場合、また手順1からやり直しです。何度でもやり直しができるので気軽に試してみてください。成功すると特に夜間などはガラスがなくなったようにクリアな仕上がりになります。
ショップタオル
ショップタオルとは工業用でキッチンペーパーを強くしたようなものだと思ってください。マイクロファイバークロスがたくさんあれば、塗り込み用と拭き上げ用で分けて使ってもかまいません。
私が使っているのはこちら(スコット ショップタオル)。
1ロール55枚なので、車の窓掃除ぐらいではなかなか減りません。家の掃除など他のことにもガンガン使えます。
内窓に精製水を塗り込んだ後はまだまだきれいなので、ハンドルなど内装を軽く拭いて、さらに外窓のワイパー稼働範囲外をサッと拭いてポイーです。
使い捨てマイクロファイバークロス
拭き上げ用にカインズの使い捨てマイクロファイバークロスを使っています。当初はカインズでしか売っていなかったと思いますが、今は他のホームセンターやドラッグストアでも手に入りますね。
窓掃除に使ったら室内に、ボディに、ホイールに・・・と、だんだん格下げしていけば無駄なく長く使えます。
純水ウォッシャー液
これまで内窓の話をしてきましたが、今度は外側。ウォッシャー液にも純水を使った拭き筋の残りにくいものがあります。
私が使っているのはこちら(SurLuster ゼロウォッシャー[超純水クリアータイプ]ストレートタイプ)。
ちょっとお高めでコスパは悪いですが、一度これを使うと普通のウォッシャー液には戻れなくなります。
もっと安い類似品のようなものでもいいかもしれない・・・。今度他のも試してみますね。
あまりオススメしないもの
無水エタノール(汚れがひどいときのみ)
さて、問題の無水エタノールです。多くのブログやYoutube動画などで勧められていますが、これが使い勝手が悪い!
乾くのが早すぎて余計に汚れて悲惨な仕上がりになりがちです。
ただし、精製水で歯が立たないようなギトギトの油汚れやべったりついた手垢などには有効と思われます。無水エタノールで強烈な汚れを取ったら、精製水で仕上げるような使い方が良いかもしれません。
500mLで1500円前後となかなかのお値段。購入は慎重に。これまた減らないですよ・・・。大量に余っちゃってどうすんのこれ。
ちなみに私が買ったのはこちら(健栄製薬 無水エタノールP)。
市販のウインドウクリーナー
最後に番外編といいますか、種類がたくさんありすぎて値段もピンキリ、どれを選んでいいかわからない市販のウインドウクリーナーです。
拭き筋が残らないとか売り文句には良いことばかりかかれていますが、これは!というものに出会ったことがありません。
精製水が一番のオススメです。
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