ZOOMのエレキベース用マルチエフェクターMS-60Bの踏みっぱなし掛けっぱなしのセッティングを教えちゃいます。
前置き 私のベース歴
実は私エレキベース歴30年以上でして、かつてはエフェクターボードはもちろんラックまで持ち歩くぐらいの機材でやってました。
そんな私ですが、ここ数年は5弦ベース1本とコンパクトマルチエフェクター1つのミニマリスト構成でスタジオから本番まで対応しています。
ベース本体についてはまたの機会に別記事で紹介しようと思いますが、Bacchusの5弦ジャズベースで、アッシュボディにメイプルネックメイプル指板、内蔵プリアンプありです。
コントロールは2ボリューム2トーンで、プリアンプをバイパスする機能はありません。
好きなジャンルと奏法
ポップスやHR/HMからフュージョンあたりを好んでいまして、これから紹介するセッティングでどれも対応できています。
ジャズや吹奏楽的なジャンルはこれまで縁がなくてほとんど経験がありませんが、ちょっと派手に前に出過ぎるセッティングかもしれません。
奏法は指弾きが一番多いですが、スラップやピックも使います。
どの奏法をするときも今のセッティングで掛けっぱなしです。
セッティングの方向性
基本はド定番のマルコン(EBS MultiComp) + ベードラ(Sansamp BassDriver DI)に、コンプレッサーが掛かって薄く歪んだ音です。
ディレイ、リバーブ、コーラスなどの空間系は全く掛けていません。
方向性としてはいわゆるNY系ドンシャリサウンドなんですが、ピック弾きのロックには合わないので、ややドンシャリ感を抑えてMIDを強調することで汎用性を狙っています。
ZOOM MS-60Bのセッティング
エフェクターの並び順
MSー60Bは最大4つのエフェクターを自由な順番で並べることができます。私はラインセレクター、コンプレッサー、プリアンプ、ノイズリダクションの順で並べています。
ON/OFFスイッチの役割
MS-60Bには足で踏むボタンが1つだけなので、演奏中にエフェクター単位でON/OFFを切り替えたりする使い方には向いていません。
そこで私は常にラインセレクターを表示状態にしてあり、ON/OFFスイッチを踏むことで全エフェクターを掛けるか掛けないか一括制御できるようにしています。
スタジオなどでアンプ直に近い状態でアンプそのものの音を確認するときや、何か調子が悪いときにエフェクト全OFFする場合に使います・・・が、ほとんど使うことはなく、エフェクトはONのままです。
また、ON/OFFスイッチ長押しでチューナーが起動します。
設定でチューナー起動中はミュートになるようにできますので、これはおすすめです。
特に2ボリュームのベースの場合、本体で音量を下げてしまうと元のフロント/リアピックアップのバランスに戻すのが面倒ですからね。
で、このチューナーなんですが、残念ながら精度が悪くて使いものになりません。
特に5弦の開放は反応が悪すぎて全く使えません。
なのでチューナーは高精度のものを別途用意して、このチューナー機能はミュート用と割り切って使うことをおすすめします。
一応チューナーの起動画面と設定画面を貼っておきますね。


ラインセレクター
設定できるラインは2通りです。
私は片方に全エフェクターを通して、もう片方は全エフェクターをバイパスするようにしています。
エフェクターを通したときと通さないときで音量に差が出ますので、それを補正するようにレベルの設定をしてあります。


コンプレッサー
コンプレッサーは何種類か内蔵されていますが、EBS MultiCompのモデリングを使っています。
コンプで圧縮すると言うより、マルコンをつないだときの音の太さや艶を出すのが目的です。
本家マルコンはレベルとコンプの掛かり具合しか調整できませんが、MS-60Bのマルコンは一般的なコンプレッサー同様スレッショルド、レシオ、アタックを個別に設定できます。
掛かり具合だけ設定すればいい感じにしてくれるのがマルコンの良いところなんだけどなぁ・・・。
つないだだけで音が太くなる、マルコンのあの感じはまぁまぁ出てると思いますよ。



プリアンプ兼ディストーション
コンプの後ろには、これまたド定番のSansamp BassDriver DIのモデリングを並べています。

基本的にドンシャリ設定気味ですがMIDを持ち上げて通りをよくしている感じです。
本家ベードラにはMIDつまみはありませんが、このモデリングではMIDの設定ができます。
(ベードラも現行機種にはMIDつまみが追加されましたね)




ノイズリダクション
軽くとはいえ歪ませるとノイズが気になります。
そこでプリアンプの後ろ、アンプに出ていく直前にノイズリダクションを挟んでいます。
これは何かのモデリングではなくZOOMのオリジナルですが、なかなか高性能なので歪ませない場合も一番後ろに挟んでおくといいんじゃないでしょうか。


まとめ
以上、簡単ですが私が2年以上掛けっぱなしにしているマルチエフェクターZOOM MS-60Bの設定でした。
単体エフェクターをボードに並べていると、ちょっと調整するのに直感的にできるメリットはありますが、設定が安定してしまえばコンパクトマルチ1つで済んでしまいます。
ただでさえベースが重たいベーシストとして、荷物が少なくて軽いのは本当に助かります。
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