定番といえば定番であるNDロードスターの16インチ純正ホイールを15インチにインチダウンするにあたり、調べたり悩んだ点を備忘録的に書き残します。
なぜインチダウンするか
この手の話をするとき、インチダウンのメリット・デメリット、見た目や乗り心地がどう変わるかなんてところから入るのが常ですが、この記事にたどり着いたあなたはきっとそんなことはとっくに調べて理解して、リム幅やインセットで悩んでいる段階だと思うので割愛します。
NDロードスターの純正ホイールは16インチ6J+45。重量は6.8kgと純正にしては優秀すぎるほど軽量。
タイヤはアドバンスポーツの195/50R16。高性能で高価格。高級品である。新車の納車直後に外して売っぱらう人もいるようだが、私はもったいないので使い切るか、経年劣化したタイミングでインチダウンを検討することにしていました。
純正のこの組み合わせ、性能的には全く問題ない。
じゃぁなぜ交換するの?というと、純正サイズはオーバースペックに感じたから。
だってNA1500ccで、カタログスペックで約130psだよ?きっと実測したら100psちょっとだよね。
もっと小さくて軽くて低グリップの方が気持ちよく走れそうじゃない?
と、多くの人が感じた結果、15インチへのインチダウンが定番化したのでしょう。
せっかくホイールを変えるならツラもいい感じに出したいよね。
正直なところ市街地やワインディング、高速道路を安全運転で走っている範囲では16インチでも15インチでも(軽量化の恩恵やタイヤの銘柄による差は感じるにしても)大差ないでしょう。
しかしサーキットに持ち込んだとき感じたのは「食いすぎ」。そしてもう少し軽快感がほしい。
もちろんグリップが良いのは安全側なので悪いことではありませんが、楽しさという観点ではオーバースペックに感じたのです。
うちのロードスターは22年式でいわゆるND1の最後の型。990Sが登場して全車にKPCが搭載された世代。
まだまだ新車って感覚でしたが気づけば4年経過。あまり距離は走れていないものの経年劣化でタイヤが硬くなり、ヒビが入りはじめて交換時期となりました。
15インチホイールの候補
定番中の定番、RAYSのTE37。もちろん検討したが、納期がかかるのと値段が高すぎるので見送り。
定番すぎて他人とかぶりまくるし、高級ホイールは盗難が怖い。
よって高価な鍛造はすべて検討から除外し、鋳造で検討した。
次にENKEIのRPF1RS。これはロードスター専用なんじゃないかとも言われており、なんと15インチ8J+28の1サイズしか売っていない。
しかしこれ、チューナーサイズもいいところで、幅もインセットも攻めすぎで純正から36mmほど外に出る。どうやったら保安基準内でフェンダーに収まるのかわからないサイズ。たぶんサーキット専用って位置づけなんだろうと思う。保安基準に適合しないのはまずいので見送り。
保安基準やディーラー入庫の観点で無難、かつ、軽量で高性能を狙い、さらに安価となると現実的にサイズは7J+35前後と予想した。990SやRFの純正は7J+45だから、それを10mm出すイメージ。
そのサイズがあって見た目が好みなホイールとなると銘柄はかなり絞られた。最終選考に残ったのは以下4銘柄。
- RAYS gramLIGHTS 57IR (7J+35)
- YOKOHAMA ADVAN Racing Oni2 (7J+30)
- ENKEI RPF1 (7J+35) ・・・非RS
- MID RACING R06 (7J+35)
ここまで絞り込んだところで、通販で買えば安いのはわかっていつつ、アライメント調整まできっちりやってもらえる店舗で見積もってもらうことにした。近所でちゃんとしたアライメントテスターを持っていて、これまでもちょいちょいお世話になっているお店。
値引き後の具体的な金額は伏せるが、次のような理由で取捨選択した。
57IRは在庫無し納期未定で却下。
Oni2は欲しい色が欠品中で納期未定なのと、比較的高価だったので却下。重量も不明だった。
R06はRAYSと関係しているようでTE37に酷似している。たぶんちょっと離れて見たらTE37と見分けがつかない。FDJに提供されていて全車が履いている。売り方がうまいね。でもこれが調べてびっくり。正式に公開されていないもののどうやら7.1〜2kgほどあり、ロードスター純正16インチ(6.8kg)より重いらしい。インチダウンして重くなっては本末転倒。却下。
残ったのはRPF1。昔っからあるどの車種にもド定番なホイール。鋳造なのに4.8kgと超軽量。そして安い。
これに決定!・・・と思いきや・・・。
RPF1の15インチ7J+35はNDロードスターに入らない?
ENKEIのRPF1は、どうやら昔から変わらぬデザインがゆえにビッグキャリパー非対応らしい。うちのロードスターはSSPなので、ブレンボでもないし大径でもないごくごく普通のブレーキ。でも、インチダウンするには注意が必要。
RPF1の15インチ7J+35をNDロードスターにつけるとリアのキャリパーが干渉するらしく、かわすためには25mm以上のワイトレを使うか、キャリパーを削る必要があるとか。
ワイトレやスペーサーは使いたくないからインセットで悩んでいるのにそれでは困る。注文ギリギリのところで却下。
メーカー在庫があるとのことだったので、注文を確定したらすぐに届いてしまうところだった。

人柱になって情報を流してくれた方、本当にありがとう。
で、急遽再検討し、最終的に新たに候補にあがり、おそらくこのまま決まるであろうホイールがこちら。
ENKEI FP01 (7J+35)
RPF1RSでもなくRPF1でもなく、FP01である(ややこしすぎるわ)。
RPF1(RS)と同じく鋳造で2×5スポークだがリム形状とディスクのフェイス形状が違う。ビッグキャリパー対応と大々的に謳ってはいないが恐らく対応しているのでインチダウンにも対応できそう。
純正状態での余裕
高い買い物ではないので、純正ホイール+タイヤの状態で一度ショップに入庫して、どれだけ余裕があるのかきちんと計測してもらった。糸を垂らして測る適当なものではなく、ちゃんと30°と50°の位置が測れる専用器具でね。
ちなみにこのときのキャンバーは前が-0°38’、後ろが-1°40’。つまりフロントに関してはほぼ垂直であり、ネガティブ方向への調整代はたっぷり残っている。仮にはみ出しても寝かせることでフェンダーに押し込む余裕が生まれるというわけだ。



ちなみに車高はTEIN FLEX Zの推奨値になっているので35〜40mm下がってる。キャンバー角は上記の値に調整して、車高を下げたことによるナチュラルキャンバーがほぼついていない状態での計測結果だよ。
計測結果は前後とも25mmの余裕あり。7J+35は6.5J+45から外に16mmほど出るのでかなり余裕があると言える。
さらにFP01はリムからディスクが4.3mmほど突出するようなので、それを加味しても現状でまだ5mmほど余裕あり。
万が一はみ出したとしても、若干キャンバーをネガティブ方向に倒せば入るはず(片減りなどの問題は別途検討ってことで)。
まとめ
忘れないうちにと写真もなく記事にしましたが参考になれば幸いです。
続報は実際に履いてみてから書く予定ですが、ENKEIホイールで15インチ化しようとしたときRPF1RSはまずはみ出す、RPF1は内側が当たる、PF01なら大丈夫そう、というのが今日の結論です。

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